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 標高が100m高くなるにつれ、一般的に気温は0.65度下がると言われてます。富士宮市は南北に長く、標高差も3,741m(最低35m、最高は富士山頂3,776m)と日本一です。温度差に換算すると、同じ市内でも24度もの差があることになります。これは桜の開花時期のばらつきと同様に、富士山が富士宮市にもたらす恩恵のひとつで、富士宮市にとっては大きなセールスポイントといえるでしょう。「涼しい場所である」ということは夏の観光スポットを選ぶ際にかなり優先順位が高い条件となります。また富士宮市内には「白糸の滝」「湧玉池」「陣馬の滝」など富士山の湧水地が数多くあります。これらの観光スポットと標高差に起因する涼しさ=「温度差日本一のまち」をリンクさせれば最強の夏の観光スポットとなるはずです。
 
 それでは、360度パノラマ写真を見ながら「温度差日本一のまち」をご体験下さい。


 地図番号  ス ポ ッ ト 名  情         報
富士山富士宮口五合目
富士宮登山口の標高は2400mで富士吉田登山口(2300mから一度50m下がる)に比べて約150m高い場所にあります。登山ルートの中で標高が一番高く、歩行距離も一番短いルートです。高度から推測すると海辺の町に比べ16度くらい気温が低いことになります。下界では気温が35度を越える真夏日であっても、ここは20度前後の別天地です。
ここの標高2400m 海岸平地との推定温度差-15.6度度
ヒンヤリ度 ★★★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3366589,138.733536

陣馬の滝
陣馬の滝は富士宮市猪之頭の五斗目木川にかかる滝で、芝川に通じています。源頼朝が富士の巻狩りで近くに陣を張ったことからその名前があります。一見すると綺麗な川であっても、生活排水が流れ込んでいる川が多い中で、川に流れ込む水を飲料水として持ち帰る人もいるほど綺麗な水です。(飲む場合は自己責任で・・・)水深も浅く、小さな子供が川に入って遊ぶのに適した場所が多くあります。滝は林に囲まれており、日陰も多く子供の川遊びには最適な場所 です。
ここの標高721m 海岸平地との推定温度差-4.7度
ヒンヤリ度 ★★★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3662139,138.5588028

白糸ノ滝
高さ20m幅200mの壁から水温12度、毎秒1.5トンの湧水が白い絹糸のように流れ出ています。周辺一帯が滝の飛沫によってかなり気温が下がっています。川の中に入る事はできませんが、夏は特に気持ちの良い場所です。
ここの標高459m 海岸平地との推定温度差-3.0度
ヒンヤリ度 ★★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3127866,138.5853464

静岡県水産技術研究所 富士養鱒場
富士養鱒場は静岡県が運営するニジマスを中心とする淡水性マス類の養殖研究施設で昭和8年に開設された歴史のある施設です。入場料金(大人300円、中学生以下の子供100円)、敷地内には釣り堀(有料)がありニジマス釣りが楽しめます。この場所は標高も約700mと高く、川沿いの日陰は気温も下がっていて気持ちよくニジマス釣りが楽しめます。
ここの標高709m 海岸平地との推定温度差-4.6度
ヒンヤリ度 ★★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3691853,138.5657013

内野大橋付近の河原(芝川)
数台ほどの駐車スペースがありますが、満車の場合は近くの法蔵院さんの駐車場に一声かけて停めさせてもらうと良いでしょう。小さな滝から水深の浅い小川まで地形の変化に富んだ川で、幅広い年齢層の子供が水遊びできる場所です。この周辺は、昔話「鬼のいない村」の舞台となった場所で、近くの「鬼橋」は鬼が鉄砲で撃たれた場所であるとされています。水の作用で小石が川底の岩をえぐってつくったくぼみ(ポットホール)は鬼の「足型(あしがた)」と呼ばれ、周辺の地名にもなっていま す。
ここの標高550m 海岸平地との推定温度差-3.6度
ヒンヤリ度 ★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3268699,138.5764315

熊久保農村公園 朝日滝
半野川から流れ落ちる朝日滝は高さ15~20m位で富士宮市・熊久保農村公園の中にあり、水量も豊富です。公園には駐車場、水洗トイレ、東屋が整備されており滝の横の階段を登ると滝見台もあります。滝の水飛沫によって周辺一帯が冷やされ気持ちの良い場所で お弁当を持ってピクニックする場所として最適です。半野川の水は朝日滝の滝壺の隣にある東京発電の半野発電所で利用されています。
ここの標高437m 海岸平地との推定温度差-2.9度
ヒンヤリ度 ★★★
位置座標(北緯,東経) 35.3001405,138.5773166

神田川 ふれあい広場
神田川の清流に沿った公園には川と池に水遊び場が設置されており、古くから伝わる浅間大社の伝統行事や、町おこしのためのお祭り広場としても賑わっています。公園の芝生広場にはミスト(霧)発生装置が設備され、夏季には定期的にミストを発生して小さな子供達で大賑わいです。8月の第一土曜日には、富士山頂奥宮で神事として採火された火を頂いた神輿が市街地を練り歩いた後、神田川に入り、流れを遡って神社に奉納するといった御神火祭りもここで行われています。
ここの標高117m 海岸平地との推定温度差-0.8度
ヒンヤリ度 ★
位置座標(北緯,東経) 35.2266844,138.6110338

宝珠橋の公園
 大石寺に向う途中に懸かる宝珠橋近くの公園です。あまり知られておらず、利用者も稀ですが、東屋から河原に降りられる階段もあり、川魚(ハヤ)も釣れるようです。流れる川は富士山の大沢源流(潤井川)で一見すると水質は綺麗ですが、近くに大石寺の合併処理場がありますので、処理後の汚水が恐らくここに流れていると思います。東京台場でトライアスロンすることを思えば、どうってことないですけ、水遊びする場合はそこを考慮して・・・・日陰も多く雰囲気はいいですよ。
ここの標高229m 海岸平地との推定温度差-1.5度
ヒンヤリ度 ★★
位置座標(北緯,東経) 35.2647855,138.5873859


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